一条工務店の照明打ち合わせで後悔しない8つのポイント
間取りや外観には何ヶ月もかけたのに、照明は「ダウンライトでいいでしょ」で済ませていませんか?
住んでみると毎日目にするのは間取りよりも照明です。暗い、眩しい、スイッチが使いにくい…。こうした後悔は打ち合わせの段階で防げます。
この記事では、一条工務店で家を建てた経験をもとに、照明の打ち合わせで押さえておくべき8つのポイントを解説します。
この記事の内容は動画でも解説しています(クリックで再生)
1. ダウンライトの種類を知ろう
「ダウンライトは全部同じ」と思っていると、一番後悔しやすいポイントです。ダウンライトには大きく4つのタイプがあります。
リビングのように広く照らしたい場所には拡散型、アクセントクロスやニッチのように特定の場所を際立たせたい場所には集光型が向いています。
ソファに座った時に光源が直接目に入ると眩しく感じるので、くつろぐ空間にはグレアレスタイプがおすすめです。
照射角度にも注目
照射角度は48°の広角や24°の狭角だけでなく、中角など細かい設定もあります。カタログで確認しておきましょう。
注意点として、グレアレスの中角タイプは設定がない場合があり、ソフトグレアレスで代用することになります。ソフトグレアレスはグレアレスよりやや眩しく、レンズの汚れも目立ちやすいです。ショールームで実物を見比べておくのがおすすめです。
60Wと100Wは入れ替え可能
器具サイズが同じ100φなら、60Wと100Wは自分で入れ替えできます。場所によってワット数を変えておけば、住んでから「暗い」と思った時に入れ替えるだけで済みます。
全部100Wにしてしまうとこの融通が利かなくなるので注意してください。
2. キッチンはRa(演色性)で選ぶ
キッチンの手元灯で注目してほしいのが、Ra(演色性)という数値です。
Raは光が物の色をどれだけ自然に見せるかを表す数値で、最大100。Raが高いと食材や料理の色がきれいに見えます。
一般的なダウンライトはRa83程度ですが、パナソニックの美光色タイプならRa90以上。キッチンやダイニングは毎日食事をする場所なので、この差が日常の満足度に直結します。
キッチンは日中でも暗くなりがちなので、100W型を選んでおくと安心です。
3. とったらリモコンは3チャンネルまで
パナソニックの「とったらリモコン」は、壁から外してリモコンになるし、アレクサとも連携できる便利なスイッチです。ただし、1つの空間で使えるのは最大3チャンネルまでという制限があります。
LDK一体の間取りだと照明回路が4つ以上になることも珍しくありません。4回路目以降は通常の入り切りスイッチにして、スマートスピーカーで操作する運用を検討しましょう。
打ち合わせで照明回路がいくつあるか必ず確認してください。後から変更すると配線やり直しになります。
4. 調光は後から追加できない
「調光は住んでから追加すればいい」と思いがちですが、実はオン・オフスイッチと調光対応のライトコントローラーでは壁の中の配線が異なります。
後から変更するには壁を剥がして配線やり直し。結構な費用がかかります。
寝室やリビングのように明るさを変えたくなりそうな部屋は、最初から調光対応の配線にしておきましょう。使わなければ普通のスイッチとして使えるので、損にはなりません。
5. 玄関ポーチの照明は使い方から逆算
玄関のダウンライトを「真ん中」に置きがちですが、使い方から逆算して位置を決めましょう。
- ドアの真上 → 鍵を開ける時に手元が明るい
- 宅配ボックス付近 → 荷物の確認がしやすい
駐車場には人感センサー付きスポットライトが便利です。帰宅時に自動で点灯し、一定時間後に消灯してくれます。約1.5万円/個の投資ですが、安全面を考えると十分な価値があります。
6. 照明パッケージの「お得」が逆転する瞬間
一条工務店の照明パッケージは、標準ダウンライトが多い構成ならお得です。
しかし、グレアレスや間接照明を増やしていくと、パッケージなしで個別に選んだ方が安くなる逆転が起きることがあります。照明の構成が変わるたびに金額が変動するので、最終決定まで毎回「パッケージと個別、どちらが安いか」を確認する癖をつけましょう。
7. ダクトレールは適材適所
ダクトレールの強みは、後から照明の数や向きを変えられること。ダイニングテーブルの上にペンダントライトを吊るす場合は、テーブルの長さに合わせた長さにすればOKです。
レールのカットは現場でできるので、迷ったら少し長めにしておくと安心。スポットライトは照らしたい面から約2m離すのが目安です。
レールの色は天井が白なら白、照明器具を黒で揃えるなら黒にすると統一感が出ます。
8. 配線だけ通す「将来投資」テクニック
これは意外と知られていないテクニックです。
今はシーリングライトが不要だけど将来つけるかもしれない部屋には、天井裏まで配線だけ通しておくことができます。
図面に「引っかけシーリング準備」と書いて、施工時に「配線のみ、金具は付けない」と指示するやり方です。将来つけたくなったら穴を開けて配線を取り出すだけで済みます。
後から配線を通すとなると壁や天井を壊す大工事。先に通しておけば器具代だけで設置できます。新築時にしかできない投資なので、子供部屋や書斎のように用途が変わりそうな部屋には特におすすめです。
一条工務店では自分から言わないと提案されないこともあるので、忘れずに伝えましょう。
まとめ
照明は間取りほど注目されませんが、住んでからの満足度に大きく影響します。打ち合わせ前にこの8つのポイントを押さえておくだけで、後悔するリスクをかなり減らせます。
特に「調光の配線」と「将来用の配線」は後からの変更が難しいので、打ち合わせの初期段階で決めておくことをおすすめします。