ろれさんの一条攻略日記

坪数を減らしてグランスマートにした設計戦略 - 21坪の家

一条工務店で家を建てるとき、「グランスマートにしたいけど坪単価が高い…」と悩んでいませんか?

我が家はあえて延床面積を21坪まで絞ることで、グランスマートを手の届く価格に収めました。この記事では、坪数を減らして上位グレードを選ぶという設計戦略の考え方と、21坪でも快適に暮らすための工夫を解説します。

この記事の内容は動画でも解説しています(クリックで再生)


結論:坪数を減らして性能を上げるのが正解だった

先に結論をお伝えすると、我が家の戦略はこうです。

  • 坪数を21坪(約69平米)に絞ることで総額を抑える
  • 浮いた予算をグランスマートの高性能仕様に回す
  • 小さくても快適に暮らせる間取りの工夫で補う

「広い家で普通の性能」よりも「コンパクトだけど最高性能」を選んだ形です。結果として、光熱費の安さやメンテナンスコストの低さで長期的にも得をする家になりました。


グランスマートを選んだ理由

一条工務店にはアイスマート、アイキューブ、グランスマートなど複数の商品ラインがあります。その中でグランスマートを選んだ最大の理由は、標準仕様の充実度です。

標準装備で含まれるもの

項目内容
全館床暖房1階・2階の全室に標準搭載
外壁タイルメンテナンスフリーのハイドロテクトタイル
ハニカムシェード全窓に断熱ブラインドが標準
トリプル樹脂サッシ業界最高クラスの窓性能

これらをオプションで付けると数百万円かかりますが、グランスマートなら全部標準です。坪単価は高いけれど、オプション込みで考えると実はコスパが良いんです。

断熱・気密の数値がすごい

グランスマートのスペックを他と比較すると、性能差が一目瞭然です。

比較対象UA値(断熱)C値(気密)
一般的な住宅0.875.0
ZEH基準0.60-
断熱等級60.46-
高気密住宅の目安-1.0
グランスマート0.250.59

UA値0.25は断熱等級7をクリアしていて、一般住宅の3倍以上の断熱性能があります。C値0.59は家全体の隙間がはがき半分以下という超高気密。この数値が光熱費の安さに直結します。


「坪数を減らす」という発想に至った経緯

最初は30坪くらいの家を考えていました。でも一条工務店で見積もりを取ると、グランスマートの坪単価は高い。30坪だと総額が予算を大幅に超えてしまいます。

そこで考えたのが「本当に30坪必要なのか?」ということです。

30坪 vs 21坪、何が変わるか

冷静に考えてみると、30坪で増える分は「なんとなく広い廊下」「使わない客間」「必要以上に大きな収納」だったりします。

項目30坪の場合21坪の場合
LDK18〜20畳14〜16畳
個室3〜4部屋2〜3部屋
廊下広め最小限
建築コスト予算オーバー予算内
光熱費高い安い
掃除の手間大変

21坪でもLDKは14畳以上取れるし、夫婦2人なら個室も十分です。そして小さい家には小さい家のメリットがかなりあります。


小さい家のメリットは想像以上に大きい

坪数を減らすことは「妥協」ではなく「戦略」です。実際に設計を進めてみて、こんなメリットがありました。

1. 光熱費が圧倒的に安い

家が小さい=冷暖房する体積が小さいということです。グランスマートの高断熱と組み合わせると、光熱費は驚くほど安くなります。全館床暖房を24時間つけっぱなしでも月の電気代が1万円前後で収まるケースも珍しくありません。

2. 掃除・メンテナンスが楽

21坪なら掃除機がけも30分で終わります。ルンバ1台で全フロアをカバーできるサイズ感。メンテナンスの手間が少ないと、日々の生活に余裕が生まれます。

3. 動線が短い

廊下を最小限にした結果、どの部屋にもすぐアクセスできます。キッチンから洗面所まで数歩、リビングから寝室まで数歩。家事動線が短くなると、日常のストレスが減ります。

4. 固定資産税が安い

延床面積が小さいと固定資産税も安くなります。これは毎年かかるコストなので、30年で考えると大きな差になります。

5. 浮いた予算を他に使える

坪数を減らした分の予算で、太陽光パネル・蓄電池・高性能エアコンなど、住み心地を上げる設備に投資できました。


21坪で快適に暮らすための工夫

小さい家で快適に暮らすにはいくつかのコツがあります。我が家で実践した工夫を紹介します。

廊下をなくす

21坪で廊下に面積を取られるのは致命的です。LDKから各部屋に直接アクセスできる間取りにすることで、廊下を最小限にしました。廊下を1坪減らせば、その分をLDKや収納に回せます。

天井高で広さを演出する

面積は変えられなくても、天井高で空間の印象は大きく変わります。一条工務店のグランスマートはリビングの天井高を上げるオプションがあるので、数字以上の開放感を出せます。

収納は「量」より「場所」

大きなウォークインクローゼットを1箇所作るよりも、各部屋に適切なサイズの収納を配置する方が使い勝手が良いです。使う場所の近くに収納があると、モノが散らかりにくくなります。

窓の配置で明るさを確保する

小さい家は窓の配置で明るさの印象がガラッと変わります。吹き抜けの高窓や、コーナー窓などで光を取り込む工夫をしました。


コストシミュレーション

具体的な数字で見てみましょう。あくまで概算ですが、坪数を減らしてグランスマートにしたことで、トータルコストはこう変わります。

比較項目30坪・アイスマート21坪・グランスマート
建築コスト高い抑えられる
月々の光熱費普通かなり安い
メンテナンス費外壁塗装が必要タイルでほぼ不要
固定資産税高い安い
30年トータル高コスト低コスト

建築時点の価格だけ見ると「小さいのにそこそこする」と思うかもしれません。でも30年で考えると、光熱費・メンテナンス費・固定資産税の差が積み重なって、21坪グランスマートの方がトータルで安くなる可能性が高いです。

特に外壁タイルが標準なのは大きい。サイディングだと10〜15年ごとに100〜200万円の塗り替え費用がかかりますが、タイルならほぼメンテナンスフリーです。


こんな人に「坪数を減らして上位グレード」がおすすめ

この戦略が向いているのは、次のような方です。

  • 夫婦2人、もしくは少人数の家族
  • 光熱費やメンテナンス費を長期で安くしたい人
  • 広さよりも住み心地・性能を重視する人
  • 掃除やメンテナンスの手間を減らしたい人
  • 太陽光や蓄電池にも投資したい人

逆に、お子さんが3人以上いる家庭や、各自の個室を広く取りたい場合は、さすがに21坪では厳しいので、もう少し坪数を増やす方が現実的です。


まとめ

一条工務店で家を建てるとき、「坪数を減らしてグレードを上げる」という選択肢は十分にアリです。

  • グランスマートはUA値0.25・C値0.59で業界トップクラスの性能
  • 全館床暖房・外壁タイル・ハニカムシェードが標準装備
  • 21坪でも間取りの工夫で快適に暮らせる
  • 光熱費・メンテナンス費・固定資産税が安く、30年トータルで見ると得
  • 浮いた予算を太陽光や蓄電池に回せる

「小さい家=我慢する家」ではなく「小さい家=賢い家」だと思っています。これから家づくりの過程をどんどん記事にしていくので、参考にしてもらえたらうれしいです。